こんばんは。登山ガイド杣人です。2026年5月30日〜31日の2日間、初夏の八ヶ岳を巡るガイドツアーを企画・催行してきました!今回の旅の大きな目的は、この時期の限られた岩場にしか咲かない幻の高山植物「ツクモグサ」に出会うこと。ルートにもとことんこだわり、昨年私自身が歩いて自信を持ってお勧めできる「本沢温泉」からの縦走ルートを選びました。実はこの道、夏沢峠までの道を切り開いた原田源吉に由来する由緒ある古道でもあるのです。満開のツクモグサやホテイランなどの美しい高山植物、硫黄岳の圧倒的な爆裂火口、そして赤岳山頂に息づく山岳信仰の歴史まで、見どころ満載だった2日間のガイド日記をお届けします!

1日目(本沢温泉登山口~本沢温泉~夏沢峠~硫黄岳~硫黄岳山荘)
小海駅から本沢温泉登山口(タクシーの予約は必須です)
当日小海駅で集合して登山口の本沢温泉登山口へタクシーで移動しました。小海駅のタクシーは土日は予約必須です(運転手が限られています)。佐久平駅から八ヶ岳が良く見えていました。ちなみに、この日は浅間山が規制解除されたようで佐久平駅は人でいっぱいでした。

今回の本沢温泉からの縦走はほかにない企画だと思います。その理由は昨年歩いて非常に良かったこと、また夏沢峠までの道を切り開いた原田源吉に由来する古道だからです。昨年歩いた際は赤岳より先の編笠山まで歩いています。その際の詳しいルートやGPSログはヤマレコにアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
原田源吉の石碑と快適な登山道
本沢温泉登山口からツアーは始まります。意外と知られていないのが登山道のわきに原田源吉の石碑があります。今回のツアーが無事に安全に歩きとおせることを祈って出発。


本沢温泉登山口から本沢温泉までは古道をベースにしているため、道幅も広く快適な登山道です。そこまでアップダウンはなく、コースタイムよりも少し早めのペースで快適に歩くことができます(今回は30分ほどコースタイムよりも早く歩けました。私が一人で歩いたときは1時間ほど)。
大迫力の爆裂火口
本沢温泉でお昼ご飯を食べて、夏沢峠まで本格的な登山道が始まります。途中本沢温泉の野天風呂をのぞいたり、高山植物や樹木の解説をして進みました。ちなみにですが、硫黄岳の爆裂火口を見ながら歩ける道は、この本沢温泉からのみです。



待望の硫黄岳山頂と快適な硫黄岳山荘♪
夏沢峠から先はかなりの急登が続きます。山頂まで1時間ちょっとですが、それ以上に感じる登りです。途中、フリーダム イワサさんとお会いして抜きつ抜かれつで山頂まで向かいました。硫黄岳山頂はまっ平で山頂であることがわからないほど。時間があれば昼寝したいぐらいです。山頂からご覧の通り、大パノラマです。

この日は硫黄岳山荘まで。硫黄岳山荘は快適で山小屋であることを忘れるぐらい。いつもお世話になっております。


2日目(硫黄岳山荘~横岳~赤岳~美濃戸口)
絶景の稜線とたくさんの高山植物のお花
2日目は硫黄岳山荘でおいしい朝ごはんを食べてから出発しました。まずは横岳までの登りですが、途中、中央アルプス・南アルプスを見ることができました。

横岳山頂までに険しい登りがあります。高山植物はなぜか険しい岩場に咲いていることが多いです。横岳山頂手前の10mほど登る岩壁の近くに・・・ありました!ツクモグサ!


横岳山頂から赤岳展望荘までは高山植物が多く咲くところです。足元に注意しながらいろいろなお花を楽しむことができました。






険しい赤岳山頂までの道のりと信仰
お花を楽しんだのち、赤岳展望荘でゆっくり休憩をとって、赤岳へ向かいます。赤岳までの最後の登りがとてつもなく辛いです・・・。山頂について、赤嶽講の祠をご案内し無事の下山をお祈りました。ちなみに、8月末に山岳信仰を訪れる不動山毫講で赤岳をお参りします。ツアーの詳細はこちら。



最後にはお待ちかねの、貴重なお花
赤岳山頂を後にしたら、ひたすら下山です。行者小屋まではがれ場が続き、非常に滑りやすいので注意が必要です。行者小屋についたのはちょうど12時でお昼にしました。参加された方がラーメンを食べていておいしそうでした。
南沢ルートで美濃戸口へ向かいました。森の中で単調な道が続きますが、一番最後にお目当ての、ホテイランがありました。しかもちょうど満開のタイミングで貴重な花を皆さんに見せることができ、◎でした!

今回の八ヶ岳縦走のさらに詳しい登山ルートやGPSログは、私のヤマレコでも公開しています。こちらもぜひ参考にしてみてください!
現在募集中の登山ツアーです。こちらも見てください。

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