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【登山日記】燕岳~大天井岳 縦走(テント泊) 実際どんな感じ?

こんにちは。少し前ですが、タイトルの通り、「中房温泉~燕岳~大天井岳~一の沢」までテント泊で歩いてきました。
今回の記事はこんな方向けです。

こんな方に読んでほしい!
  • 燕岳は行ったことあるけど、その先の縦走をしてみたい
  • 燕山荘のテント場の予約がいっぱいで取れない。その先の大天荘や常念小屋のテント場は??
  • ガイドの歩くスピードや装備は?

歩いたルートは以下です。

ルート距離高低差行動時間(休憩含む)
1日目中房温泉~燕山荘~燕岳~燕山荘~大天井岳~大天荘→常念小屋(テント泊)14.3㎞↑1849m ↓856m9時間26分
2日目常念小屋~一の沢7.2㎞↑58m  ↓1339m3時間15分
合計21.5㎞↑1907m ↓2195m12時間41分
目次

燕岳・大天井岳とは?

燕岳

標高2763mの山で、日本二百名山、新日本百名山に選ばれています。山頂付近は花崗岩となり、白い山肌となっています。高山植物のコマクサの群落があります。ライチョウが生息しています。

大天井岳

大天井岳(おてんしょうだけ)は標高2992mの山で常念山脈の最高峰です。燕岳同様花崗岩の山で高山植物が豊富です。山頂付近には大天荘と大天井ヒュッテがあります。表銀座コースの分岐です。

アクセス・駐車場

今回は自家用車で行きました。中房温泉までは穂高駅からバスが出ています。バスの時刻表・運賃は以下を参照してください。※2024年のものになりますので注意してください。
なお、当日は3連休初日のため、始発便に多くの人が乗りました。バスは6台出ていました。立って乗ることはなく座って中房温泉まで行けました。

自家用車は、穂高駅前駐車場に停めることができます。料金は無料ですが、満車になる可能性もあるので早めに駐車することをお勧めします。

帰りは自家用車を取りに行く必要があるので、一の沢登山口手前からタクシーで穂高駅駐車場まで移動しました。料金は5,400円でした。2024年10月時点で一の沢登山口手前の道路が崩落しているため、一の沢登山口から約2km歩く必要があります。また一の沢登山口付近は電波が入らないため、あらかじめ常念小屋でタクシーの手配をする必要があります(手配手数料100円)。なお、自家用車は入れません。

タクシー乗り場の案内の地図があります
タクシー乗り場。自家用車は入れません。

山行に必要な食料の買い出しは、以下の場所をお勧めします。穂高駅周辺にセブンイレブンがありますが、駐車場から少し距離があります。またシーズン中は混雑しており、ほしいものが買えない場合があるかもしれません・・・

  • 中央道:境川PA(ファミリーマート)
  • 上信越道:坂城PA(セブンイレブン)
  • 安曇野ICを降りた先のセブンイレブン安曇野インター北店

ルート紹介

中房温泉~燕山荘

中房温泉から燕山荘までは合戦尾根と呼ばれています。登山道はよく整備されています。が、かなりの急登です。あまり飛ばさないように注意しましょう(私は飛ばしすぎました・・・)。よく燕岳は初心者向けと言われますが、これはウソだと思います・・・
途中、スイカで有名な合戦小屋があります。合戦小屋を過ぎると、森林限界を超え、周りの景色が見えるようになります。大天井岳・槍ヶ岳や八ヶ岳、富士山が見えました。

燕山荘~大天井岳(大天荘)

燕山荘から先は大天井岳まで稜線歩きとなります。正面に槍ヶ岳、右側に黒部五郎岳などの山々を見ながら歩くことができます。登山道は整備されていますが、結構アップダウンがあります

黒部五郎岳などの山々が見えます。
大天井岳は一番奥の右。なかなかの高低差・・・

喜作レリーフまで来ると、槍ヶ岳方面の道と大天井岳への道に分岐します。大天井岳まではここから200mの登りです。が目の前はそびえたつような壁が見えます・・・足元はガレていますので落石に注意して登りましょう。大天荘まであと100mといった標識があるので励みになります。

大天井岳への登り
大天荘まであと100m。100mが長かった・・・

大天井岳の手前に大天荘があります。テント場も併設されていて予約なしで利用できます。テント場はフラットな地形ですが、遮るものがないので強風時は結構つらいかもしれません。大天井岳は大天荘から10分ほどで着きます。山頂に着いたときはガスが出てしまい、何も見えませんでした・・・

大天荘と大天井岳(奥のピーク)
大天井岳山頂

大天荘では手ぬぐいを買いました(1400円)。ライチョウがデザインされていて、いい色の手ぬぐいです。

大天井岳~常念小屋

当初の予定は大天荘まででしたが、余力があったので常念小屋まで行くことにしました。登山道は整備されていますが、この区間もアップダウンがあります。ガスが湧いてきて、人があまり歩いていなかったので、本当にこの道で合っているか不安になるぐらいだらだらとした道です。晴れていれば槍ヶ岳や穂高岳が見えたと思います。

常念小屋に着いたのは15時。小屋でテントの受付をしました。テン場代は2000円でした。この日は購入した、SEA TO SUMMITの「アルトTR1 Plus」のデビュー戦でした。このテントは半自立式となるため、設営にコツがいります。が慣れれば簡単です。

設営途中から雨が降り出し、少し濡れましたが事前に練習した甲斐もありスムーズに設営できました。雨だったため写真がないのが残念です・・・テント場はよく整備されていますが、大きな石が多く、若干斜めのため設営する場所によっては寝づらいかもしれません
翌日の朝は快晴でした。槍ヶ岳・大キレットや、雲海を見ることができました。冷え込みが厳しかったため、前日の雨は凍っていました。

ちなみに今回の食事はこんな感じでした。
夕食:無印良品のカレー、アルファ米、ビール(常念小屋で購入)
朝食:無印良品のスープ、無印良品のバウムクーヘン

常念小屋~一の沢

常念小屋から一の沢まで一気に下ります。このルート、登りもなかなか辛いですが、下りもなかなか。特に胸突き八丁付近は滑落の危険もあるので、慎重に下りましょう。胸突き八丁から先は沢沿いの道となります。

山神社が見えると一の沢登山口はすぐそこです。が、今回は道路が崩落しているのでもう2㎞ほど歩く必要がありました。

装備など

今回持って行った装備は以下です。重さで大体12㎏ほどかな。

ザック(グレゴリー バルトロ65)テント(SEA TO SUMMIT アルトTR1プラス)
シュラフ(ナンガ770FP)シュラフカバー(モンベル ブリーズドライテックスリーピングカバー)
マットフリース(パタゴニア R1エア・フルジップ・フーディ)
バーナー・コッヘル・ライターレインコート(モンベル ストームクルーザー)
ヘッドライト(レッドレンザー)モバイルバッテリー(CIO)
地図ストック(BDの2011年ぐらいのもの)
食料(上記のもの+アミノバイタルゼリー3つ、柿ピー、芋けんぴ、パン3つ)水(経口補水液)+燕山荘でポカリ2本購入
救急セットカラビナ・スリング

※ダウン(ノースフェイス サンダージャケット)は持っていきましたが使用しませんでした。

当日はAmazfit T-Rex2のレビューもしております。合わせてご覧ください。

感想

感想
  • 燕山荘までハイペースで登ったため足が攣ってしまったのですが、ポカリスエットを飲むとみるみる回復。ポカリは偉大でした。
  • 1日約15㎞はなかなか堪えました。燕岳~常念岳間はあまり歩く人がいなく静かなルートです。燕山荘までだと物足りない!って人は大天荘まで1日で歩いてみるのがよいかと思います。
  • 景色は最高。登山道が整備されているのでガシガシ歩けます。ただガスが湧くと残念な感じに・・・早めの行動をおススメします!

ヤマレコ

ヤマレコではコースタイムの詳細やほかの写真も掲載しています。以下のボタンからアクセスしてみてくださいね。

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