こんにちは。みよっちゃんです。
みなさん、地下足袋というものをご存知でしょうか?私も知らなくて、森に入るようになってその存在を知るようになりました。そして、今は冬に里山に入る際に主に使用しています。
今回はそんな地下足袋のお話です。


地下足袋とは?
地下足袋とは??wikipediaによるとこう説明があります。
地下足袋(じかたび)は、足の裏にゴム底がつき、足の指が親指と残りの二股に分かれている作業労働用の足袋で、足のつま先に力が入りやすいのが特徴である。履物を履かずに「直に」土の上を歩くための「足袋」の意味をもつ。「地下」は当て字である
wikipediaより
地下足袋の前身は、草鞋です。明治時代になるとゴムが日本に入ってきて、足袋の底に縫い付けたものが今の地下足袋の原型とされています。現在主流の地下足袋は、石橋徳次郎(ブリヂストンの創業者)により発明されました。
地下足袋には以下のような用途のものがあります。
- お祭り
- 農業や林業(スパイク付きのものもあります)
- 建設(大工、左官、鳶など)
とまぁ、結構身近なものなのですよ。意外と。
作っているメーカーは?
現在、日本で地下足袋を製造しているメーカーは以下の2つです。
力王(70%ほど)と丸五(30%ほど)です。
地下足袋との出会い?
私が地下足袋と出会ったのは、プロフィールにもあるように某県に就職したときです。仕事で山に入る際、最初は長靴で入っていました。長靴で山を歩いたことがある人にはわかると思うのですが、なんせ歩きにくい・・・長靴の中で足がずれるわ小石が入るわで。大変でした・・・そんな時に当時の上司が、地下足袋つかったらどう?ってことが始まりでした。使ってからはまー半端なく歩きやすいのですの。それから仕事を辞めるまでは常に地下足袋。雪が積もっていても防水スプレーしてまで地下足袋を履いてました。最後にはmy地下足袋を購入しました。現在使っている地下足袋は、丸五さんの地下足袋です。
使用感は?
使用感を書く前に2つ注意点があります。
- 単独では使用しない方が良い
→単独では歩きにくく、脚絆というものとセットで履くことによって歩きやすくなります - 地下足袋用の靴下を用意する必要がある
→5本指靴下を履きます
私が使用している地下足袋は林業用のスパイクがついた地下足袋です。
地下足袋を履いて山を歩くと登山靴に比べ、足の裏で地面をつかんでいる実感があります。登山靴は固いソールがあり、地面の凹凸をなかなか実感できないものです。地下足袋の場合、そこは登山靴に比べてかなり薄いので地面の凹凸をダイレクトに感じることができます。これによって足の運び方を考えるようになります。登山靴の場合、地面の凹凸をある程度ソールが吸収してくれますが、地下足袋はダイレクトに来ます。足の運びが悪いと足の裏が痛くなったりします。
地下足袋と登山靴を比較すると重量の面でも地下足袋は軽いです。重さについてはおまけの動画で詳しく解説しています。
アルプスなど岩稜帯が多い高山では地下足袋のスパイクが滑ってしまうので登山靴に比べ危険になってしまいますが、冬の里山などではその威力を発揮します。地下足袋を見てみたいという方は是非登山教室にお申し込みください!

おまけ
実は以前、twitterのフォロワーさんである小雪童さん(@syousetsusen)とyoutubeで登山と地下足袋をテーマに対談しました。ざっくばらんに話していますので、ぜひご視聴ください。
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