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【登山日記】不動山豪講 御嶽山 理趣三昧法会

こんにちは。2025年7月28日~29日にかけて不動山豪講にて御嶽山に登山し、理趣三昧法会(りしゅざんまいほうえ)に参加しました。理趣三昧法会とは、山と仏様のXを確認ください。

不動山豪講についてはこちら

募集ページはこちら(現在募集していません)

歩いたルートはこちらです。

ルート距離高低差行動時間(休憩含む)
1日目飯森高原駅~女人堂~石室山荘(泊)2.9㎞↑716m ↓15m4時間7分
2日目石室山荘~二ノ池山荘~御嶽山~石室山荘~女人堂~飯森高原駅5.3㎞↑254m ↓962m8時間6分
合計21.5㎞↑970m ↓977m12時間13分
目次

御嶽山とは?

標高3067mの山。独立峰としては富士山の2番目に高い山。山頂は広く、南北約3.5㎞。それぞれの登山口に山頂がある(黒沢登山口が山頂、王滝は王滝頂上、濁川登山口は飛騨頂上)。
古くから信仰の対象となっている山で、現在も御嶽講が続いている。親しみを込めて「お山」と呼ばれています。

アクセス

今回は松本駅からレンタカーで行きました。木曽福島駅までは高速を使わずに1時間15分ぐらいで着くことができました。なお、木曽福島駅でもレンタカーを借りることができます。
山行に必要な食料の買い出しは、以下の場所をお勧めします。木曽福島駅近くの郵便局の隣にセブンイレブンがあります。御嶽山登山口周辺にはコンビニがないので、ここで買い物をするのがいいと思います

  • セブンイレブン木曽町福島店

ルート紹介

正式参拝のため、前日に滝行を行い、身を清めてから御嶽山に登りました。滝行を行った滝はこんな感じです。

飯森高原駅~石室山荘

飯森高原駅までは鹿ノ瀬駅からロープウェイで約10分ほど。往復でチケットを買う際はアソビューで買うとお得です。また御嶽山山頂付近は火山規制のためヘルメット着用が必須です。ヘルメットは鹿ノ瀬駅で有料でレンタルできます
飯森高原駅で、皆様の自己紹介をしたのち出発しました。今回は、僧侶、行者、強力さんの豪華パーティ。普通の登山ではお会いすることのできない方ばかりです。飯森高原駅から約10分で行場山荘です。ここには御嶽山を開いた覚明様の祠がありますのでみんなでお参りしました。

今回は正式な登拝のため、各山小屋でふるまい(お茶)を受けました。こちらも普段の登山ではない経験です。
女人堂でお茶をいただいたのち、九合目の石室山荘に向けて出発しました。少し進むと森林限界を超えます。ここに覚明様が祭られているので皆でお参りしました。登拝なので要所要所でお参りです。

この日は天気が非常によく、そしてとても暑い日でした。皆で唱えるか掛け念仏「六根清浄、お山快晴」に励まされ登ることができました。

石室山荘

石室山荘に無事到着しました。石室山荘は昔ながらの御嶽山信仰のための山小屋です。そのため、登山道が小屋の中にあります(御嶽山は登山道が山小屋の中にあります)。お昼もあまり食べていないので、せっかくなのでラーメンを頼みました。これがいい塩味で汗をかいた体に染み渡りました。

ちょうどよい塩味が体にしみこみます
よく見ると中央に虹が

石室山荘の食事は昔ながらのお膳にのったスタイルです。そしてこれがすごくおいしかったです。翌日の理趣三昧法会に向けてしっかり栄養補給しました。

石室山荘~二ノ池

翌日も朝から快晴でした。しっかりご来光を見ることができました。行者さんに法螺貝を吹いていただき、気持ちが引き締まりました。
理趣三昧法会は10時から開始でしたので、皆さんと強力さんとともに二ノ池へ向かいました。

二ノ池山荘まで強力さんの倉本さんから御嶽山の信仰のことや噴火の際の出来事を聞きました。これがすごくためになる話で皆さん吸い込まれるように聞いていました。

三ノ池がうっすら見えます

二ノ池山荘にはゆっくり歩いて1時間ほどで着きました。ここも御嶽山の噴火の影響を受けたところで、噴火で降り積もった火山灰が雨によって流れ、二ノ池は埋まってしまいました。もうかつてのきれいな二ノ池を見ることはできず、火星のような風景が広がっていました。

二ノ池山荘で焼き印をもらい、休憩したのち、山頂へ向かいました。

御嶽山山頂

二ノ池山荘から登り返し、山頂に向かいました。倉本さんによると、噴火の時、噴石が飛んできたエリアは限られた範囲で、その範囲から外れると全くと言って程噴石はなかったそうです。
山頂直下の一番急な階段を登りきると山頂です。

この階段が一番の難所といっても違いない

奥社の神主さんにあいさつし、理趣三昧法会を執り行いました。当日の様子は後日youtubeに上がると思いますので、後ほど動画を貼り付けます。昨年は荒天のため、山頂で執り行うことができなかった、理趣三昧法会。無事に山頂で執り行うことができ、噴火で犠牲になられた方へ祈祷を執り行うことができました。

理趣三昧法会を執り行ったのち、石室山荘で荷物の準備を行い下山しました。下山途中、最後に食べた行場山荘での「力餅」がとてもおいしく感じました。

焼き印について

登拝でしたので金剛杖を持参していきました。御嶽山も富士山と同様に金剛杖を持っていくと焼き印を押してもらうことができます。ストックが増えたこと、焼き印の型(砂型)をつくる方の高齢化が進み、焼き印の文化が少しずつ消えていっているようです。焼き印文化を続けるためにもぜひ、金剛杖を持っていきましょう。

女人堂の焼き印
上:二ノ池山荘の焼き印 下:石室山荘の焼き印

you tube

見たお花

今回見たお花はそこまで多くありませんでした。

ネバリノギラン
コバノイチヤクソウ
イワギキョウ
クロマメノキ
イワツメクサ

感想

感想
  • 普段の登山では絶対にかかわることのない、僧侶、行者、強力の皆さんと歩くことができて非常に有意義でした。特に強力の倉本さんからのお話は、目から鱗ものでした。
  • 御嶽山は温かく、お山と呼ばれている理由がよくわかりました。
  • 日帰りするにはもったいない山です。ぜひ、山小屋に泊まって歩くことをお勧めします。石室山荘にぜひ泊まってみてください。

ヤマレコ

ヤマレコではコースタイムの詳細やほかの写真も掲載しています。以下のボタンからアクセスしてみてくださいね。

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